5月のある月曜日、いよいよ着工の日です。着工前最後の打ち合わせで鍵はお渡ししていましたので、私自身は特にやることはありません。
工期は約2ヶ月を予定しています。工程表を見ると今週一杯で解体が終了する予定になっています。
築年数50年を超えた物件なので、想定外の事が発生するのは覚悟はしていましたが早速問題が起きました。
想定外の問題発生
工事開始3日目になりましたが、着工から特に進捗連絡がありませんでした。
仕事をしていても気になって仕方がないので担当の方に「順調でしょうか?」という内容の連絡をしてみました。すぐに返信があり、実は少々問題が・・とのことでした。
問題点の目処がついてから連絡をしようと思っていたため、報告が遅くなり申し訳ありません、とお詫びがありました。
計画した間取りが作れない?
いくつか問題があるそうですが、一番大きな問題は想定外の箇所にブロックが積まれていたとのことです。築古のマンションでは良くあることのようですが、室内の壁がブロック塀のようになっているんです。
自分のマンションがそのような構造であることは承知していたのですが、これを壊すのはとても手間がかかり解体費用が上がってしまうとのこと。
予算との兼ね合いから基本ブロック壁はそのままにする予定でした。
ただ想定外の場所がブロックになっていたため、このままでは計画していた間取りで進められないという事態です。(玄関ホールから先家に入れない!!というとんでもない間取りになる)
ブロックを解体するか、間取りを変えるかの2択になるわけですが、さすがに後者は現実的でなく大幅な工期遅れなどが発生することになります。梁の高さに合わせて発注済のオーダードアとかもありますし・・
状況としてはブロックの壁を解体するしかないのですが、念の為管理会社に解体許可を取っており、返事待ちということでした。
そのような報告を受け、ブロックの解体については許可はいただけるだろうと思っていました。それは事前にこのマンションで事例があることを確認していたからです。
このままの間取りで進めるはず(!)と信じ進捗を待つことにしました。
紆余曲折の末、解体完了!
翌日には管理会社からの許可がおり解体作業を進め、なんとか工期が遅れることなく解体が完了したとの事でした。
後日聞いた話しでは他にもいくつか想定外の事があったようですが、大きな変更を要するものではなくまずは一安心です。

古いマンションのリノベでは解体してみないとわからないことがたくさんあるとの基礎知識を得ていました。YouTubeやブログなどで勉強していたので慌てずに済み、本当に良かったです。
今居住中マンションのリノベを考えている方、もしも同じマンションで解体工事をしていたら見学にいくこともオススメです。私は実際に下の階の工事現場を見せてもらいました。工事の方に「リノベを考えているので、スケルトンの状態を見せていただけないですか」と声をかけたら「どうぞどうぞ」と快く見せてくれました。
※快く見せてくれたのは騒音のクレームかと思って身構えていたからかもしれません・・
その時、ちょうどブロック塀の解体をされていたので、我が家のブロック塀問題についても「解体OK」との認識があったので安心していられました。
着工前にはご近所にご挨拶を!
ブロックの解体は爆音がします。以前在宅勤務中にななめ下のお宅がブロック塀の解体をしていましたが正直一日家にいるのがキツいと感じるレベルの音がします。
自分の経験上、通常の解体とは別次元の音と振動です。
ブロックの解体を伴う場合(我が家のように突発的に発生することもありますが)着工前には近隣の住民の方に挨拶をされておくと良いと思います。
業者さんも挨拶には行ってくださったので(業者さんにより異なるので要確認)、最終的には個人の判断になりますが、住民本人からもご挨拶をした方が良いと感じます。
まとめ
・築古マンションの解体は、想定外の事態が発生する確率が高い
・同じマンションで解体現場がある場合見学しておくのも◯
・解体工事は騒音を伴う。事前にご近所にご挨拶を!
築古マンションのリノベーションをする場合、解体してみないとわからないことが多くあるようです。
突発的な問題発生の確率が高くリノベに慣れていない業者さんでは対応出来なかったり、工期が著しく遅れてしまうといったケースがあるとも聞きます。
これからリノベをする場合は、やはりリノベーション実績が多数ある会社を選ばれた方が安心だと感じました。
今後の工事の進捗についてはまた投稿していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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